2020年9月より受講していたローカルCouncil主催のESOLコースでしたが、先日ついに終了しました。
一応希望制ではありますが、Term終了時に全員テストを受けることになっていました。
私もWriting, Speaking & Listeningのテストを受けたので、以下に記録したいと思います。
授業・テストのレベル
私はレベル1のコースを受講しており、テストもレベル1を受験しました。
レベルの詳細についてはこちらをご参照ください。
授業・模擬試験
前回の半年レビューの記事以降、ここ数ヶ月の授業は、Speaking & Listeningテストの練習にフォーカスしていました。
先生の上司が参加して実際に模擬試験をしたり、クラス外でも別の先生と一緒に模擬試験の練習をしたりしました。
ライティングは、練習問題を自宅で行い、先生に提出しフィードバックをもらう形で練習をしました。
このライティングのフィードバックが最高によかったです!
的確なアドバイスと間違えを訂正してもらい、見直しがばっちりできました。
テスト
テストは Trinity College Londonの「ESOL Skills for life qualifications」を受験しました。
テストは以下の3種類あります。
- Speaking & Listening
- Writing
- Reading
この4つの技能(3つのテスト)の全てに合格することが、ESOLコースの目標らしいです。
昨年コロナの影響でテストを開催できなかった為、WritingとReadingは前年から受講している生徒を優先して受験させ、Speaking & Listeningは基本全員受験する形でした。
テスト会場
テストは通常ESOLコースが開かれているLearning Centreで行われました。
今年度はずっとオンラインで授業をしていたので、私は初めて行ったのですが、昨年度から参加している他のクラスメイトには馴染みがある場所だったようです。
ラーニングセンターは綺麗で広かったし、先生にもクラスメイトにも対面で会えました。やっぱり実際会って話すのは、オンラインよりも何十倍も楽しかったです。
Speaking & Listeningは感染対策の為、会場に行って会場にあるパソコンを使用しZoom上で試験を行いました。
Speaking & Listening レベル1
- 受験料: £50
- 時間: 20分
- 合格点: 35点(52点中)
(※収入や経済状況によって受験料が免除される場合もあり)
Speaking & Listeningテストの構成
私が受けたレベル1のテストの構成は以下でした。
※レベルによって若干構成が変わるようです。レベルについてはこちらをご参照ください。
タスクNo | 所要時間 | タスク内容 |
---|---|---|
Task 1 | 4分 | Describe how to do something |
Task 2 | 3分 | Listen and ask questions |
Task 3 | 3分 | Role-play with examiner |
Task 4 | 10分まで | Group negotiation |
Task 1〜4までは、合計20分ほどです。
Task 1〜3までは、試験管と1対1で行います。
Task4は通常は生徒3人でのディスカッションですが、今回は異例の2人で行われました。(コロナによりリモートテストの為だと思われます。)
Task 1
事前に自分が決めたトピックについて、プロセスの説明を行います。私はメロンパンの作り方の説明をしました。
Task 2
ランダムで試験管が自身に起きたアクシデント系のストーリーを語ってくるので、相槌・質問・コメントをします。
Task 3
こちらもランダムなトピックで試験管とロールプレイを行います。「〜をしたいから手伝って欲しい系」が多いです。私の時は「近所の道路がゴミだらけで汚いから、掃除をするイベントを開きたいから手伝って欲しい。」でした。
Task 4
指定されたトピックについて、もう一人の生徒(通常は他2人)とディスカッションをします。私の時は、「カウンシルが住人にもっとリサイクルをするように奨励したい。手段や方法を話し合ってください。」って感じでした。
難易度
日常会話ができるならば、そこまで難しくないテスト内容だと思います。
1年半前にパートナービザ用に受験したIELTS Life Skill A1と比較すると、こちらのLevel 1のテストはB2に相当するので、トピックがちょっと難しくなってるくらいでしょうか。
私の場合は、内容というよりもシャイな性格のせいか、Task 4の複数人で行うディスカッションが苦手で嫌で仕方ありませんでした。笑
特に3人で練習した時は、他の2人が話している間に邪魔をしたくない&突入するタイミングがわからなく苦労しました。笑
Writing レベル1
- 受験料: £16
- 時間: 110分
- 合格点: 54点(満点80)
Speaking & Listeningと異なり、テスト時間がとっても長いです。TOEICと同じくらい長かったです。
パソコンではなく、ボールペンで手書きでライティングします。
私が日本で色々受験した時はいつも鉛筆だったので、最初はボールペンを使うことに違和感でした。訂正したいところも斜線で訂正する形なので、私の回答用紙は斜線だらけ。笑
ちなみに、先生曰く4技能の中では、Writingが一番難しいそう。
実際私も練習の時スペルミス多発で、普段どれだけパソコンやスマホに依存しているのかを実感しました。
Writingテストの構成
レベル1のテスト構成は以下です。
※レベルによって若干構成が変わるようです。レベルについてはこちらをご参照ください。
タスクNo | 所要時間 | 単語数 | タスク内容 |
---|---|---|---|
Planning section | 5分 | Task 1-4から1つ選択しプランニング | |
Task 1 | 25分 | 150語 | Application form |
Task 2 | 40分 | 250語 | Report to your teacher |
Task 3 | 25分 | 150語 | Formal email to solve a problem |
Task 4 | 15分 | 80語 | Informal email to a friend |
所要時間は目安です。
結構なボリュームです。
Planning section
Task 1-4の中で一つ選択し、Writingのプランを記入します。
採点の対象なので、何かしら書かなければなりません。
プランニングなんてライティングの時にしたことがなかったので、最初何を書いていいのかわからなかったのですが、慣れてきたら意外に便利なものだなと気づきました。笑
基本、パラグラフ別に箇条書きで書きたい内容を書いていました。
Task 2のレポートが長文だしトリッキーだと思うので、Task 2で使うのが一番便利だと思います。
Task 1
「自分はカレッジの生徒で、〜に申し込みたい。申し込みフォームに記入してください。」って感じ系のタスクです。
私の時は、「あなたはコンピューターコースに申し込みたい。以下のフォームに記入してください。」ってな感じで以下の質問に答える形でした。
- 普段コンピュータをいつ・どのように使うか
- なぜこのコースに申し込みたいか
- コースに参加することで、あなたの将来にどのように良い影響を及ぼすか
一言で答えるのは簡単ですが、150語に広げるのに苦労しました。笑
数行書いた後書きたいことが何も思いつかず苦労しましたが、適当に話を無理やり広げました。笑
Task 2
このタスクは、「自分の住んでいるエリアの〜を先生に紹介しよう」系が多いです。
私の時は、”A place to visit in your area”でした。あと、確かそれについてsuggest improvementしろとも書いてあった気がします。
3段落くらいに分けて、私の好きなカフェの紹介をしました。
Task 3
フォーマルなライティングで、会社へのクレームのメールだったりが多いです。
私の時は、「あなたのカレッジのクラスの時間と曜日が変わります。Principalになぜそれが不都合なのか書き、更に面談をしたいことを書きなさい。」って感じでした。
フォーマルメールは仕事でも使っているので、Task 1や2よりも練習の時は得意だったのですが、このトピックはあまり馴染みのない学校関係でちょっと書きにくかったです。笑
とりあえず「私は子供がいて生活費のために日中働かなきゃいけないし、日中のコースに変更されたら参加できない。」とかデタラメ書きました。笑
Task 4
友達へのメールで、カジュアルなトピックが多いです。
私の時は、「あなたはパーティを開きたいけど、開催場所と招待人数を決められない。友達にアドバイスを求めるメールを書いてください。」って感じでした。
これは単語数も少ないし、私自身友達とメール・メッセージして一番慣れているので簡単でした。笑
「パートナーの30歳のバースデーパーティーを盛大に開きたいんだけどどうしたらいいかわかんない。あなた確かこの間〜のパーティー開いていたよね?どんな感じだったかアドバイスくれない?」みたいな感じに書いたと思います。
難易度
私はこれまでWritingの試験を1度も受けたことがなかったせいもあってか、Speaking & Listeningと比較したらちょっと難しかったです。
トピック自体は、馴染みがあるものなのでそこまで難しくはないと思います。(とはいえ、練習でたまに興味のないトピックに出くわした時は私は苦労しました。笑)
個人的に一番大変だったのが、必要単語数に到達する為に話を広げつつもトピックから話が逸れないようにすることでした。
後は、実際に単語を知っていても、あれこの綴りで合ってるけ?って戸惑うパターンが多発。笑
リーディング・リスニングの時にわかるしスピーキングでも使える単語=正しく綴れるとは限らないんですよね。
採点には、少しのスペルミスは許容される様ですが、連発すると減点の対象になるようです。
後は、文法も考慮されるそうで、簡単な文法ばっかり使っていてもよくないみたいです。
合格通知・合格証書
2ヶ月後に先生より合格の通知があり、自宅に合格証書も送付されてきました。
Nationally recognised qualificationなので、履歴書にも書けるそうです。
私はTOEICや日本の資格は一応ありますが、イギリスで認められている資格は一切持っていないので(ビザで使ったIELTSのA1はしょぼすぎるのでカウントしていません。笑)ちょっとプラスになったかなと思います。
日常会話の資格なので、ビジネスだったりアカデミックじゃないしToo generousだなんて不満を言う生徒もいるらしいですが、私にしたら資格は資格だし絶対にBetter than nothingだと信じています。笑
成果
参加時の9月から比較してみると、語彙力は間違いなく上がったと思います。
授業内で新しく覚えた単語もありますが、一番は先生から読書を勧められたことで本を読み始め、そこから新しい単語を覚えたことで語彙が増えたと思います。
あと、私は一番スピーキングが苦手なので、プレゼンテーションや会話を通してスピーキングも多少良くなったかなーと。
授業内もそうですが、授業外で勉強するきっかけ・意欲を与えてくれたことが一番このコースでよかった点かなと思います。
後は、本当最後の1ヶ月間ですが、Writingの練習をして先生にフィードバックをもらったことで、たった1ヶ月ですがライティングも上がったと思います。
添削してもらうのが上達への一番の近道だと再認識しました。
感想
約10ヶ月間、このESOLコースを受講できて本当にためになったし、何よりめっちゃ楽しかったです。
テスト受験こそ有料でしたが、授業は全部無料だったし、無料だとは本当に信じられないくらいコースのクオリティも高かったです。
英語以外にもCraft系やComputer Courseだったりいろいろなコースを開催しているようなので、私もどんどん参加してみようと思います^^
イギリス在住で、私のように英語に自身のない方や、英語力を上げたいと考えている方にはスーパーごり押ししたいコースです!
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