数ヶ月後にイギリスでパートナービザの更新予定なので、早めにTrinity College主催のGESE Grade 5(B1)の英語のテストを受験してきました。
前回はIELTS Life Skillを受けたのですが、今回Trinityのテストを受けてみて、個人的にはIELTSよりもTrinityをおすすめします!
ということで、レポートと共にこちらのテストについて紹介したいと思います。
パートナービザに必要な英語テストのレベル
イギリスのパートナービザ(Spouse・civil partnership・unmarried)に必要な英語テストのレベルは、段階によって求められるレベルが異なります。
段階 | 必要レベル | 参考レベル |
---|---|---|
1. パートナービザ取得時 | A1 | Beginner |
2. パートナービザ延長時(1の2年半/2年9ヶ月後) | A2 | Elementary |
3. 永住権(Indefinite leave)申請時(1の5年後) | B1 | Lower intermediate |
英語に自信のない方は、A1→B1で順番にテストをされるといいかと思いますが、日常会話ができる方は初めのビザ取得時(上記の表の1の段階)からB1のテストを受験されることを強くお勧めします!
なぜなら、1の段階でB1を取得しておけば、2・3段階時にテストを再受験する必要がなく、1段階目で使用したテストの合格証を再使用でき、時間・お金の節約になるからです。
You may have to pass a higher CEFR level if you want to stay in the UK after 2.5 years. What you need to do depends on what CEFR level you passed for your first visa.
If you passed:
• level A1, you’ll need to pass at least level A2 in speaking and listening
• level A2, B1, B2, C1 or C2, you can use the test result again for your application as long as your test certificate has not been withdrawn by the test provider
GOV. UK: Applying to extend your visa after 2.5 years
You can use a B1 level qualification that’s run out if both of the following are true:
• it’s on the current list of recognised tests
• it was accepted for another UK immigration application, for example when you got permission to enter
GOV.UK: Applying to settle in the UK
テストは、一回約£150ほどするので、2回分£300節約できるのは大きいです。
私は、前回(段階1)の際にA1を受けたのですが、最初っからB1を受けとけばよかったとちょっと後悔しています。
今回はパートナービザの延長:2段階目ですが、永住権申請時の負担を減らすためにA2をスキップして、B1のテストを受験しました。
パートナービザの英語力証明に使えるテスト
参考までに、パートナービザに使用できる英語力証明に使えるテストの一覧を以下にまとめておきます。(イギリス国内から申請の場合)
こちらのイギリス政府のページからも確認できます。
Provider | テスト名 |
---|---|
Pearson | PTE Academic UKVI’ or ‘PTE Home |
PSI Services | Skills for English UKVI |
Trinity College London | Secure English Language Tests for UKVI’ – Integrated Skills in English (ISE) or Graded Examinations in Spoken English (GESE) |
IELTS SELT Consortium | IELTS for UKVI or IELTS Life Skills |
LanguageCert | LanguageCert International ESOL SELT |
受験料は私が確認した際には、IELTS以外はどこも£150でした。
IELTSは£155で、私が前回受験したよりも£5値上がりしていました。
Trinity CollegeがIELTSよりもおすすめな理由
以下に私がTrinity Collegeのテストをおすすめする理由をまとめてみました。
Trinity College GESE Grade5の申し込み方法
上記リンクから受験会場を選択して申し込みできます。
試験日当日の流れ
試験会場には、申し込み時に使用したIDと記入したTopic Formを持参します。
テストは昨年からコロナの影響でオンラインで行っているようで、現在も引き続きオンラインでのテストでした。(試験会場でのビデオ通話でのテスト)
ということで、私も個室に案内され、そこにあったiPadくらいのサイズのタブレットで、ビデオ通話で画面越しで試験を行いました。
テスト内容
テストは以下の2つのパートで構成されています。テストは10分間です。
- Topic: 事前に自分が決めたトピックについてディスカッション
- Conversation: 試験管から2つのお題について質問があるので、それについて短い会話をする
Topic
パート1のTopicは、自分でトピックを事前に決めて、Topic Formに記入し、それについてディスカッションをします。
トピックは自分の好きなものでなんでもOKです。
私はTitle of topicをHoliday: 国名にして、ポイント(周りの吹き出し)を以下にしました。
- Where I stayed
- How long I stayed
- How I got there
- What I liked
- Future trip planned
オリジナルである必要性は無いようなので、トピックに悩まれている方は参考にしてみてください。
Conversation
試験管から以下のリストの中から2つのお題について質問があるので、それについて短い会話をします。
全パターン練習しておけば、当日も会話に詰まることはないかと思います。
- Festivals
- Means of transport
- Special occasions, eg birthday celebrations
- Entertainment, eg cinema, television, clubs
- Music
- Recent personal experiences
私は、Means of transport、Recent personal experiencesについて聞かれました。
Means of transportは普段使っている公共機関は何か、Recent personal experiencesは最近何か面白いことしたかと聞かれたので結婚式に参列したと回答しました。
テスト対策
YoutubeにTrinity Collegeが投稿しているオフィシャルの動画があります。
テストの流れ、どう言った質問をされるのかを動画で見て、自分で少し練習するのが一番ベストで安い方法かと思います。
私も動画を見て一人で何回か練習+パートナーと2回ほど練習して本番に挑みました。
ちなみに、上記のサンプル動画の受験者は、結構皆ペラペラで、ほとんどがPass with distinction(合格の一番上のレベル)でテストをパスしています。
おそらく、皆B1よりも上のレベルの英語力を持っているけれど、ビザのためだけにB1の受験をしているのだろうと思います。
上記は少し古い動画ですが、こちらの受験者はPassの中でも下の方のグレードでギリギリで合格しているようなので、彼をB1のレベルの基準にされるといいかなと思います。
彼と同じくらいor彼より話せる場合にはテストは問題ないかと思います。
テスト結果
仮のテスト結果がテスト受験日の翌朝9:00までにメールで送られてきます。
私の場合は、テスト受験日翌日の朝4:30に仮の結果が届きました。
確定した結果は、テスト受験日の翌々日にメールで届きました。
メール内に”Key areas of improvement”の記載があるので、自分に足りないスキルをフィードバックとして確認できます。(IELTSにはなかったと思うので、自分の苦手分野を確認できていいシステムだと思います。)
合格証は、テスト受験日の4営業日後に普通郵便で届きポストに投函されていました。
まとめ
以上が、Trinity College GESE Grade5 のテストについてでした。
今後パートナービザ・永住権の申請・延長される方へ参考になれば幸いです^^
コメント
初めまして。記事読ませていただきました。
自分もビザの更新が近く、Trinity Collegeのテストを受けようかなぁと思い色々と調べています。
そこで思ったのですが、『テストの合格証を再使用できるのでB1のテストを受験されることをお勧めします』とのことですが、Trinity Collegeのサイトに”All Trinity certificates are valid for life as evidence of the candidate’s achievement and performance in a Trinity exam. However, where qualifications are used for UK visa or immigration purposes, they are valid for 2 years from the date of the exam.”と書いてあるのですが、大丈夫なんでしょうかね⁇
と言っても自分の英語力はまだまだ低いので、まずはやっぱりA2レベルを受けようかなぁと思っていますが(笑)
Chelkunさん
はじめまして^^
本記事のこちらの”You can use a B1 level qualification that’s run out if both of the following are true〜”(イギリス政府のページ引用)に記載していますが、合格証の有効期限が切れても、①申請時に政府が認めている英語テストのリストにある場合&②過去のビザ申請に使用してビザが発給された場合は使用できます。
ご参考になれば幸いです。
返信ありがとうございます。
いや〜普通に記事に記載されていましたね。自分の英語力(日本語も)ではしっかりと理解出来ていなかったようです。
お手数をおかけしました。
もう一度B1レベルの試験動画を見てみて、考えてみます。
ありがとうございました。
Chelkunさん
ご丁寧にご返信ありがとうございます^^
日本語では期限が切れた場合の詳細を書いていなかったので、私も記事をわかりやすくアップデートしようと参考になりました。
試験・ビザ更新頑張ってください!