今回は、私がイギリスで実際に使用した退職届(Resignation email)の公開と、英語での退職届の書き方・提出方法について紹介したいと思います!
また、退職後に必要な書類P45についても解説したいと思います。
退職届を出すタイミング
会社によって異なるかと思いますが、契約書やハンドブック(就業規則)にNotice periodが記載されているはずなので、ご自身の会社のルールの確認が必要です。
“Notice of termination to be given by employee”等で記載されているかと思います。
イギリスでは退職2週間〜1ヶ月前に退職届を提出するケースがスタンダードかと思います。
退職届のフォーマット
In writingで提出するよう定めている会社がほとんどかと思います。契約書・就業規則にNotice period と同様にフォーマットの指定があるかと思うので、確認が必要です。
In writingといっても、日本の辞表のように直接用紙で提出する必要はありません。
私の会社ではIn writingで提出するように契約書に記載されていたので、メールの本文に直接退職したいことをタイピングして提出しました。
メール本文ではなく、ワードファイル等で退職届を作成して添付して送付しても良いかと思いますが、シンプルでわかりやすいし、個人的にはメール本文に直接の入力で問題ないかと思います。
私が実際に使用した退職届
以下が、私が実際に使用した退職届です。
あんまり長ったらしく書きたくなかったので、シンプルなReedのものを参考にしました。
CCに直属の上司を入れて、雇用主宛にToで送りました。
件名:Resignation – 自分の名前フルネーム
本文:
Dear 雇用主,
I am writing to formally inform you of my resignation from my position as ポジション名 at 会社名. In accordance with the period of notice agreed within my contract, my last day will be 退職日(日/月/年).
I would like to take this opportunity to thank you for all the opportunities presented to me within the period of my employment. I have enjoyed my time working at 会社名, however, 退職の理由.
Yours sincerely,
自分の名前
大したこと書いていないですが、参考になるようであれば、コピペ・編集してご自由にお使いください^^
上記以外にも、ネットで「resignation letter uk template」と検索するとたくさんの例が出てくるので、そちらを使用してもいいかと思います。
退職理由は、こちらのIndeedのExamplesが参考になるかと思います。日本に帰国等の理由で退職ならば、「I need to go back to Japan.」とシンプルに書いてもいいかと思います。
円満退職が大事
日本でもそうですが、円満退職が一番です。
特に、イギリスでは転職の際にリファレンスが必要(特に前雇用主から)なことが多いので、円満退職をしていないとリファレンスを頼めないことがあったりと大変ストレスです。
個人的には、できれば前の会社の人には連絡を取りたくないし、このリファレンスシステムが本当に嫌いです。笑
私も会社に不満はたくさんありましたが、当たり前ですが(笑)文句は一切言わず、引き継ぎもしっかりして退職し、無事転職先用のリファレンスももらうことができました。
P45の取得
雇用主は退職者宛にP45という書類を発行することが法律で定められています。
P45は退職者向けの書類で、日本で言う源泉徴収票のようなものです。詳細は、こちらの政府ホームページでご確認可能です。
在職中はP60という書類を年一で貰うかと思いますが、以下に簡単に違いを書いておきます。
- P45: 退職後にもらう源泉徴収票(年度初め〜退職日までの収入分)のような書類
- P60: 年度末(4月頭)にもらえる源泉徴収票(年度初め〜年度末の収入分)のような書類
P45・P60どちらも給与・支払った税金等が確認できる書類です。違いは、P45は退職者向け、P60は在職者向けの書類というところだけかなと思います。
P45は、新しい勤め先に就職する場合に必要になることがほとんどです。
私の新しい勤め先からは「P45はあれば提出してください。なければ、正しいTax Codeが判明するまでEmergency tax codeを適用します。」と言う案内でした。
Emergency tax codeとは、正しいTax codeが判明されるまで仮で使われるコードのことです。
私も以前(イギリスで初めて仕事をした時)Emergrncy tax codeが使用されていたことがあるのですが、税率が高くて適用されている間はめちゃくちゃ税金が取られました。
ただし、HMRCから自動・もしくはこちらから連絡することで、Tax codeを訂正してくれるし、払いすぎた税金はちゃんと戻ってきます。
過払い分の税金の返金の申請は、以下より行えます。
私は急いでなかったので、年度が終わった後(4月以降)に上記から連絡し、過払い分を返金して貰いました。
P45は当然もらうべき書類ですし、ある方がスムーズでストレスもないですが、最悪P45がなくてもなんとかなりますので、ご参考になればと思います。
まとめ
以上がイギリスでの退職届の書き方・提出方法・P45についてでした。
退職をご検討中の方の参考になれば幸いです^^
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