イギリスで妊娠したので、NHS(イギリスの国民保健サービス)での妊娠から出産までの記録を残しておきたいと思います。
今日は、妊娠28週目に行われる妊婦健診と妊娠中の海外旅行について書きたいと思います。
妊婦健診
健診は16週目・24週目同様の流れで行われましたが、今回からはプラスで子宮底長の計測も行われました。
- 尿検査
- 血圧測定
- Carbon Monoxide(一酸化炭素) Breath Test
- 問診・案内事項
- 赤ちゃんの心拍のチェック
- 子宮底長の計測
子宮底長の計測は、Midwifeが触診でお腹を確認した後メジャーを使って計測してくれました。
その後Intergrowth Fundal Height Chartというグラフで順調に育っているか確認して見せてくれます。(グラフはイギリスの母子手帳アプリBadger Notesからも自分で確認できます。)
問診・案内事項
- 胎動は感じるか?胎動が減少・変化した場合は病院に連絡してすぐ受診すること
- Glucose Tolerance Test(ブドウ糖負荷試験)を受けたかの確認
- 次回の健診を3週間後に予約(これまでは4週に1回の健診が次回からは3週に1回になる)
たまたまかもしれませんが、私の場合は妊婦健診はGlucose Tolerance Test(ブドウ糖負荷試験)と同日に行われました。
胎動の減少・変化
イギリスでは健診の度に胎動について確認されます。(24週以降)イギリスの母子手帳アプリBadger Notesからも2日に一回くらい「If you have concerns about your baby’s movement, please call the unit immediately. Do not wait.」という通知が届きます。

日本で出産した妹や友達に聞いてみたところ、日本の健診では胎動についてこんなに頻繁に聞かれなかったと言っていました。
恐らくイギリスは日本より健診が少ないため、胎動の変化や減少で赤ちゃんの健康に問題がないか判断しているのかと思います。
あまりにも頻繁に胎動について聞かれるので心配になり、26週目にいつもの時間に胎動を感じなかった際に病院に連絡して受診しました。連絡した際は夜だったのですが、すぐに病院に来てくださいとのことでした。結果異常は無かったのですが、病院のスタッフは終始嫌な顔せずに丁寧に対応してくれました。
連絡前は忙しいNHSに迷惑をかけてしまうかと心配していましたが、少しでも心配なことがある場合は、私のように遠慮せずに病院・Midwifeへ連絡されることをお勧めします。
質問・助産師からの回答
- 海外旅行(ヨーロッパ)に週末に行く予定があるが、現在の私の体調上問題ないか?→「問題ない。楽しんできて!」
- 夜いつも寝ている時に暑くて汗をかく。何か対処法はあるか?→「妊娠中は体温が高めで暑く感じたり汗をかくことは普通。特に心配しないでOK。」
- たまに生理痛のような痛みが(10秒くらい続く)ある。特に歩いている時に起こるが、心配しなくていいか?→「生理痛のような痛みがあるのは普通のことで、すぐに痛みが消えるようなら問題なし。悪化するようなら病院へ連絡してください。」
ここ最近の健診は短めで、毎回15分くらいで終わります。
妊娠中の海外旅行
日本では妊婦はあまり海外旅行に行かないよう推奨されているようですが、イギリスでは長距離(日本など飛行時間が4時間以上の国)は妊娠30週目まで、短距離(ヨーロッパ等飛行時間が4時間未満の国)は妊娠32週目までは旅行して問題ないそうです。(※特に健康やお腹の赤ちゃんに問題がない場合)

上記は初回の妊婦健診で担当のMidwifeより案内がありました。
なので、私は13週〜28週の間で3回ヨーロッパ旅行をし、22週〜24週の間には日本へ一時帰国もしました。
出産してからは簡単に旅行にも行けなくなると思ったので、結果出産前に旅行しておいてよかったです。健康上問題もありませんでした。
また、エアラインによっては28週目を超えると助産師からのレターを要求されるケースもあるようですが、その際は助産師に言えばすぐに書いてもらえます。
まとめ
以上が妊娠28週目の超音波検査と妊娠中の海外旅行についてでした。
次回は31週目の妊婦健診について書きたいと思います。
コメント