イギリス生活6年目の私ですが、これまで、メガネやコンタクトは日本に一時帰国した際に購入していました。
今回、初めてイギリスで視力検査とメガネを作りに行ってきたので、その時のことについてレポートしたいと思います。
Eye test(視力検査)の予約
イギリスではEye testをしてprescription(処方箋)をもらってからメガネ・コンタクトを作る流れです。OpticianでEye testとメガネの購入ができます。
私はイギリス大手のSpecsaversに行きました。誰もが知っている店なのでイギリス版Zoffだと私は思っています。笑
Eye test(at Specsavers)はこちらから予約できます。
Eye test(視力検査)の費用
他の店は分かりませんが、Specaversの大人のEye testの費用は£25でした。オプションでOCT検査も行う場合は+£5かかります。
OCT検査は25歳以上は検査を行うことが推奨されているとのことだったので、私は追加して検査してもらいました。

後から先生に聞いてわかったのですが、例えば、普通のeye testで4年後に見つかるであろう異常(緑内障等)をOCT検査では見つけることができるようです。
0~16歳まで、16~18歳のフルタイムの学生、60歳以上、特定の疾病がある方、低収入の方はEye testが無料になるようです。
詳細はこちらのNHSのページで確認できます。
Eye testは持っている場合はバウチャーを利用することができるようです。

バウチャーは家の郵便受けに入っていたり、店前で配布していることがあるようです。
ただ、使用期限があるので、自分がEye testをしたいタイミングでちょうど手に入れるのは難しいのではないかと思います。
Eye test(視力検査)の検査頻度(推奨)
イギリスでは2年に1度Eye testを受けるように推奨されているようです。
知らなかった私は、イギリスにいるこの6年間一度も受けたことがありませんでした。笑

先生に最後のEye testはいつだと聞かれ、6年前かもしれないと答えたら失笑されました。笑
日本にいる時は健康診断を学校や会社で年一で受けていましたが、イギリスではそのようなシステムがありません。自分で調べないのがいけないのかもしれませんが、推奨されているものならば子宮頸がん検診のようにレターで送って欲しいなと思いました^^;
Eye test(視力検査)当日
受付でEye testに来たことを伝えると個室に案内されました。
Optical assistant(眼鏡屋のスタッフ)によるPre screening(予備診断)後にoptometrist(検眼医)に視力検査を行ってもらう流れでした。
個人情報の確認・問診
名前・生年月日・住所・GPを聞かれました。
その他、Diabetes(糖尿病)か?、Glaucoma (緑内障)がimmediate family(直系家族)でいるか?、聞かれました。
Pre screening(予備診断)
日本の眼科で視力検査を行ったのは随分前のことなのでうろ覚えですが、検査の流れは日本と同じような感じでした。
箇条書きでどんなことを行なったのか記載したいと思います。
- 顕微鏡みたいなものを覗き、写っている気球をずっと見つめる。
- 画面が変わり、今度は緑の丸を見つめる。空気が3回くらいでる。
- 別の顕微鏡みたいなものを覗き、できるだけ瞬きをせずにまた緑の丸を見つめる。(これがOCT検査だったのかと思われます。)
- 現在使っているメガネの度数をチェックするとのことでメガネを渡す。
検査は5〜10分くらいで終わったかと思います。
終わった後はWaiting areaで待つように言われました。
Eye test(視力検査)
5分くらい待った後optometrist(検眼医)に呼ばれました。
最初に問診があり、その後pre screeningの検査結果を伝えられました。
- 自分の視力について(遠くが見えにくいか、近くが見えにくいか)
- 最後の視力検査はいつか?
- Migraine(片頭痛)はあるか?
- Diabetes(糖尿病)か?
- 仕事は何をしているか?パソコンはよく使うか?
- Pre screeningの結果、私の目は健康で問題なし。ただ、ドライアイだから、目薬を毎日さしたほうが良い。£10で半年持つ目薬が売っている。(スーパーのものは半年も持たないらしい。)
その後は、機械を覗き込んで視力検査を行いました。

日本のメガネ屋で購入した際は、メガネをかけて、スタッフが都度レンズを差し替えていた記憶がありますが、こちら(Specsavers)ではすべて機械(私はずっと機械を覗き込み、先生がパソコンか何かで度数を切り替える)でした。
日本の「C」で上下左右を答えるスタイルのものではなく、アルファベットが4文字ずつ3行でサイズ違いで並べてあり、読めるか聞かれるスタイルでした。(3行全部読み上げてと言われたり、1番下の列だけ読んでと言われたり)
その後、たまに赤と緑の背景に写ってる8の数字のどちらがクリアにみえるか聞かれましたが、これは日本のメガネ屋でも同様のものを行なった記憶があります。
上記を左右の目で繰り返し、最終的にこのレンズに決定ですと言われました。

日本のメガネ屋では、確か自分でどの見え方がいいのか(度数を強めにするか弱めにするか)決められた気がします。
その後以下を先生に説明されました。
- 私の目は乱視(astigmatism)
- 「私の視力は”数字(処方箋に書いてある数字の事)”だが、乱視のせいで+”数字”が−”数字”になる」みたいなことを言われる。が、日本の視力とは全然違うナンバーだしさっぱりわからず質問しようとすると「把握する必要はない」、と言われたのでスルーする。笑
- 2 for 1のオファーがおすすめ。(メガネ代1本+追加のレンズ代の費用でメガネを2本購入できるオファー。一本は普通のメガネでもう一本はサングラスがおすすめ)
- レンズが厚くなるから薄めにした方がいい。薄めの段階はfirst level(一番安いやつ)で問題ない。anti glare(ノングレアメガネ。ブルーライトのような効果があるらしい。)もつけた方がいい。

なんでこんなセールストークをするんだろうと思って名札を見たら、optometrist兼store directorと書いてあった為納得しました。笑
その後質問は無いか聞かれ、無いと答えた後はストアのスタッフに内容が引き継がれ、メガネ売り場に案内されました。
事前にこちらから視力検査に係る英語を見ておかれると検査の際スムーズかと思います。
もしくは日本で診断された内容の英語名を調べておくといいかと思います。
メガネの購入

スタッフよりメガネの種類について説明がありました。
安いものだと£15〜ありました。
£70以上だと薄型レンズとanti glare(ノングレア)が無料でついてくる(通常はプラスで£60)とのこと。
ブラウジングしてみて、何か質問があれば声をかけてとのことでした。

ずっと近くで待っていられる接客が好きじゃないので、時間を気にせずにゆっくりフレームを選ぶことができて良かったです。
メガネは日本と同じように鼻パッドがあるタイプと鼻パッドのないタイプがありました。

気に入ったメガネは鼻パッドがないタイプのものだったので、スタッフに私の低い鼻でもメガネがずり落ちてこないか聞いてみました。(日本では鼻パッドがないタイプのメガネも使っていましたが、イギリスのメガネのフレームが鼻が高い人ように作られているかもしれないと心配だったため。)
「確認するからメガネをかけてみて」と言われた為かけてみると速攻で「間違いなくずり落ちる。レンズも薄くするとはいえ重みがあるので余計下がってきちゃうと思う。」との返事。笑
なので、仕方ないですが、気に入った鼻パッドがないタイプのメガネは諦めました。ただ、かけ心地は間違いなく鼻パッドがあるメガネの方が断然よかったです。
私はブランドのもので気に入ったメガネがあったので、奮発して£150のものを購入しました。
Optometrist(検眼医)にはペアでサングラスの購入も勧められましたが、サングラス自体全く使わないので購入しませんでした。
メガネの受け取り
日本でZoffでメガネを購入した際は、視力検査した同日に購入・受け取りできましたが、イギリスではメガネの受け取りまで時間がかかります。
私が行ったSpecsaversでは、受け取りまでに10日間かかりました。
受け取りの際は日本と同様で、見え方のチェック、フレーム調整をして終わりです。5分もかかりませんでした。
メガネの鼻パッドの交換
鼻パッドが汚くなった時は変えてもらえるのか聞いてみたところ、Specsaversでは無料で交換してもらえるようです。
まとめ
以上がイギリスでの視力検査・メガネの購入方法についてでした。
Specsaversのスタッフはフレンドリーでお店もすごく綺麗なので、日本と変わりないサービスを受けることができました。
イギリスでメガネの購入に悩んでいる方の参考になれば幸いです。
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