イギリスで妊娠したので、NHS（イギリスの国民保健サービス）での妊娠から出産までの記録を残しておきたいと思います。
今回は、妊婦の歯科検診についてレポートしたいと思います。
妊娠中の歯科検診の必要性・費用
妊娠中はホルモンの変化によって歯茎から出血することがあるそうで、必ず歯医者に行くようにMidwife（助産師）から勧められます。
特段問題なければ、受診回数は1回だけで良いようです。
受診するタイミングもいつでもいいようです。
初回の妊婦健診後に上記の「NHS maternity exemption certificate」というものが発行（メールで送付）されます。
これによりNHSの処方薬とNHSの受診料が無料になります。（有効期限：妊娠期間中+出産後1年間）
NHS歯科の探し方
こちらのNHSのサイトから、ポストコードを入力してお近くのNHS歯科を探すことができます。
Accepting adults entitled to free dental careのマークがある歯医者は、新規で無料治療対象の成人（＝妊婦）を受け付けているという事なので、このマークがある歯医者に問い合わせされると良いかと思います。
3年前に初めてイギリスの歯医者に行ったのですが、その時は私のエリアでNHSの歯医者で新患を受け付けているところはほぼ0でした。
今は受け付けていないところもあるようですが、以前と比較すると少しずつ復活しているようです。
歯医者の予約
「妊婦なのでCheck-up（検診）をしてほしい。」と予約すればOKです。
私の場合は歯列矯正をしているので6ヶ月ごとに歯医者に通っており、たまたま妊娠11週目に定期検診とクリーニングを（半年前に）予約していました。
なので、妊娠が判明してから改めて予約する必要はありませんでした。
NHS歯科に新規登録の場合だと、たくさんの患者が待機してる場合が多いと思うので、予約がなかなか取れずかなり先になることが多いかと思います。
特に歯に問題がない場合には、時間がかかってもNHSで登録して無料で診てもらうのがベストかと思います。
プライベート患者として既に登録している場合
3年前に歯医者に通い始めた際にはNHSでの登録をどこも受け付けていなかったため、私はずっとプライベートの患者として歯医者に登録していました。
私が通っている歯医者ではプライベート・NHSの両方の扱いがありますが、当時はロックダウンの影響もあってかNHSの新規患者の登録を受け付けていませんでした。
ですが、こちらのNHSのサイトで私の歯医者を確認した所Accepting adults entitled to free dental careのマークがあり、どうやらNHSの患者の受付を再開し始めたことが判明しました。
元々検診自体そんな高額じゃない（私の歯医者では£39.50）ので払ってもいいかと思っていたのですが、予約日当日にダメもとで「妊婦なので無料にならないか？」受付の女性に聞いてみました。
あなたはプライベートの患者だからNHSのものは適用されないのよね。。。
でも先生が良いっていうかもしれないから、直接聞いてみて。
ということで、検診時に直接先生に対象に聞いてみたら、「いいよ。」とのことで検診代は無料にしてくれました！ありがたい。
「NHS maternity exemption certificate」を見せることなく、予定日を伝え書類に署名するだけでOKでした。
なので、プライペート患者として登録されている場合でも、歯医者によっては（NHS新患を受け付けている場合）私のように無料で受診できる可能性があるので、ダメもとで聞いてみると良いかと思います。
ちなみに、クリーニングはNHSでカバーされていないとのことで完全自費（プライベート料金適用）でした。
歯科検診内容
通常の定期検診と同じ流れで、先生が歯の状態を見て、歯茎を器具でツンツンして確認し、5分くらいで終わりました。
歯茎とか気になるところある？
歯列矯正をしているせいもあるのかわかりませんが、たまに歯磨き中にここの歯茎から出血します。
ちゃんと丁寧に磨けば大丈夫。
他も特に問題ない。
これからお腹が大きくなって大変だろうから、次の検診は出産1-2ヶ月後（当日から約8-９ヶ月後）でいいよ。
次回はそんな先でいいのかとちょっとびっくりでしたが（笑）、特に問題ないとのことで安心でした。
受付で9ヶ月後の予約をして帰宅しました。
まとめ
以上が、妊娠中のNHS歯医者での歯科検診についてでした。
無料で受診できるので妊娠中はぜひ検診に行かれることをお勧めします。
私の歯医者のようにプライベートとNHSの歯医者を両方やっている所だと対応もいいかと思うのでお勧めです＾＾
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