【イギリスで妊娠⑪】妊娠37週目【カオスな誘発分娩予定日当日】

妊娠・出産
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イギリスで妊娠したので、NHS(イギリスの国民保健サービス)での妊娠から出産までの記録を残しておきたいと思います。

赤ちゃんの成長がスローダウンしていると言うことで37週目に誘発分娩を予定していました。当日は色々とイギリスらしいことがありカオスだったので(笑)、今日はその時のことについて書きたいと思います。

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Growth scan(赤ちゃんの成長を診るスキャン)

前回の病院受診時から約2週間スキャン(Liquid Volume and umbilical artery doppler assessment)とCTG(ノンストレステスト)を週2で行い問題なく過ごしていました。

今日行われるGrowth scan(赤ちゃんの成長を診るスキャン)で赤ちゃんの成長スピードが落ちているなら予定通り入院(=今日誘発分娩)、もしまた成長が確認できるようなら入院は次週に延期と言う流れでした。

朝一に病院に行って早速スキャン。結果は赤ちゃんの成長スピードは元に戻っているとのことだったので良かったのですが、35週のスキャン(Fetal Medicine Unit(胎児医学科)でのスキャン)から今日までの2週間で体重が880g増えていました。

超音波検査士
超音波検査士

前回のFetal Medicine Unit(胎児医学科)のレポートを元にするとこの2週間でかなり成長していますが、普通では考えられないスピードです。私の計測に誤りはないと自信があるので、Fetal Medicineの計測ミスでしょう。

超音波検査士の言葉に私も夫もびっくり。笑 すかさず夫が質問。

夫

Fetal Medicineがあったのは大きい病院だし、4Dとかハイテクな機械を使って設備もすごかったが計測間違いなんてあり得るのか?

超音波検査士
超音波検査士

私もびっくりしましたが、計測ミス以外には考えられない数値です。

ありえなすぎてめちゃくちゃ不安になったのですが(笑)、とりあえず、検査結果のレポートをMidwifeに渡して、予定通りお医者さんと相談する流れになりました。

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Midwife&お医者さんとの相談

別室にいたMidwifeにレポートを渡し、お医者さんが30分後くらいに来るということで待機していました。

そして30分以上経ったところでMidwife登場。

Midwife
Midwife

お医者さんが忙しくてこちらに来るのが難しそうなので、内線で今後の流れを確認してみます。

成長スピードが戻っているから、恐らく今日Induction(誘発分娩)をする必要は無くなると思います。

そして10分後くらいにMidwifeが戻ってきました。

Midwife
Midwife

お医者さんに確認したところ、やはり成長スピードも元に戻っているし今日誘発分娩をする必要はないとの指示でした。

とりあえず今日はこのまま帰宅してもらってOKで、またお医者さんから後で電話を入れます。

前回の問診通り、赤ちゃんの成長スピードが元に戻ったので37週目ではなく38週目に誘発分娩をすることになりました。

赤ちゃんの成長スピードが問題ないことは嬉しかったのですが、日本人の、というか私の感覚では、計測間違いをしたFetal Medicineに再度受診して計測をやり直して欲しかったのですが、そんな雰囲気は全くなく。笑

Tam
Tam

言おうか悩みましたが、それでまた何週間も待たされたり色々とストレスになるのも嫌だったので黙って従うことにしました。笑

ということで、とりあえず帰ってお医者さんの連絡を待つことにしました。

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自宅帰宅後のお医者さんからのカオスな連絡

とりあえず今日誘発はしないとのことで、家族・友人に連絡。

家に着いてコーヒーを飲みながら少しリラックスしていたところ、病院から着信。お医者さんからでした。

医師
医師

今朝今日は誘発分娩はしないと言われていたと思うけど、15時に再度病院に来て入院してください。

さっき今日は入院しなくていい、帰っていいと言われたばっかなのに混乱。

Tam
Tam

赤ちゃんの成長スピードは元に戻っているので来週でいいと言われたのですが?

急ぐ必要がないなら誘発分娩をすぐにしたくないです。

医師
医師

Fetal Medicine(胎児医学科)は専門家であるため、彼らの意見を無視することはできません。今日入院されることを強く勧めます。

他にも色々と質問してもあまり聞いてもらえず話を遮られ、ずっと「Fetal Medicineの意見を無視できない。今日入院しないと赤ちゃんが危ない。」と言われるだけでした。

また、当時電話の際は気づかなかった(パニックで忘れていた)のですが、そもそもFetal Medicine (胎児医学科)の先生は37か38週どちらかでの誘発分娩を推奨しており、38週の誘発分娩で大丈夫と言っていました。

今回37週での誘発分娩を予定していたのは、今朝のスキャンで赤ちゃんの成長が確認できなかった場合のために念のためで予約してありました。しかし、今朝のスキャンで無事赤ちゃんが大きくなっていることを確認できたので、Fetal Medicineの先生の言うとおりにするならば今日誘発分娩を行う必要はありません。

なので、この先生が言っていることは全く理に適ってないのですが、当時は論理的に考える余裕がなく、急遽また病院に行かなきゃということでパニック。とりあえず夫にも電話を変わってもらいましたが、同様の話をされるだけだったので、病院に入院するとのことで電話を切りました。

家族、友人に再度やっぱり入院することになったと連絡。夫は今朝育休取得が延期になったと連絡したところだったのに、やっぱり育休を取ることになったと会社に再度連絡。笑

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病院に向かっている最中に再度病院から連絡

入院グッズを車に載せ、病院に向かっているところ再度病院から着信。

医師
医師

〇〇病院の医師の△△です。先ほど入院するように連絡があったと思いますが、今どこにいますか?

先ほどの電話の先生とは別の先生でした。

Tam
Tam

今病院に向かっているところですが、何かあったんでしょうか?

もう間も無く入院というところなのに急を要する何かがあったのかとまたパニック。元々心配性なのもあってすぐパニクります。笑

医師
医師

いえ、そんなことはないのですが、病院に向かっているということならこちらに着いたら話しましょう。

何について話すんだとさらに不安になりましたが(笑)、もうすぐ病院に着くところだったので「わかりました」と言ってとりあえず電話を切ることにしました。

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病院に着いてから

病院に着いてからはLabour wardでチェックイン。チェックイン時に「今日Inductionで入院予定だが、先ほどお医者さんから連絡があって話をするように言われた。」と伝えました。入院予定のベッドで待機するようにとのことで、ベッドまで案内してもらいました。

待機していたベッド。他に患者さんは1名しかいませんでした。

お医者さんが忙しいようでなかなか来なかったのですが、45分くらい待ってからやっと来ました。

このお医者さんは先ほど車の中で電話で話したお医者さんで、電話口では気づきませんでしたが、妊娠35週目の時に問診をしてくれた(誘発分娩を予約してくれた)お医者さんでした。

医師
医師

先ほど別の医師から今日入院するように連絡があったと思うのですが、今日入院する必要はありません。

スキャンのレポートも見ましたが、成長も元に戻ってるし、今日誘発分娩をする必要はないので、翌週(38週)まで待つことを推奨します。

Tam
Tam

今朝同じように言われましたが、自宅に帰った後に「やっぱり今日誘発分娩してください。専門家の意見を無視できない。」と言われて、混乱しています。

急いで誘発分娩しなくても赤ちゃんは大丈夫なんですか」?

医師
医師

混乱させてしまって申し訳ありませんが、医師はそれぞれの経験に基づいて判断するため意見が異なることがあります。

今日のGrowth scanの結果も、ここ2週間のCTG・スキャンの結果も問題がなく、何か異常があればここ2週間でピックアップされたはずです。私の経験・知識から言うと、赤ちゃんは大丈夫だし、今日急いで誘発分娩をやるメリットは何もありません。

さっき、あなたが今日入院すると聞いてびっくりしたので急いで電話したんです。

入院するやらしないやらで引っ掻き回され頭が大混乱。笑

ですが、このお医者さんは以前直接話したことがあったので電話口のお医者さん(今日誘発分娩しなくちゃダメと言ってきた方)より信頼できたこと、また今日行うメリットが何もないということがわかったため、入院する気バンバンで来ましたが翌週(妊娠38週目)に延期することにしました。

早速、誘発分娩の日程を翌週に予約を取り直しました。営業日で言うと4日後なのでこれまで週2で行っていたCTGとスキャンも必要ないでしょうとのこと。それまでに何か異変があれば病院に連絡するようにも言われました。

病院は家からわりかし近いものの、朝から夕方まで病院に引っ掻き回され、私も夫も体力的にも精神的にもとても疲れました。笑

Tam
Tam

この日の夜にAntenatal class2回目が設定されており、朝(誘発分娩がキャンセルされた時)は行く気満々だったのですが、二人ともへとへと(特にメンタル。笑)だったのでAntenatal classは行かないことにしました。

夫は会社・同僚にまたまた育休の日程が変わったことを連絡。笑 家族・友人にも連絡し、みんなカオス具合にびっくりして私たちを気の毒がってくれました。笑 

Tam
Tam

これまでNHSでのマタニティーサービスは文句なしだったのですが、今回のスキャンの計測ミスと入院する・しない詐欺にはさすがイギリスだな(悪い意味で。笑)と思わざるを得ませんでした。

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まとめ

以上が妊娠37週目のカオスな誘発分娩予定日当日についてでした。

そもそも私が誘発分娩することになるきっかけはFetal Medicine Unit(胎児医学科)で成長がスローダウンしていると言われたからなのですが、その際の計測データが間違っているならば、彼らが推奨してきた誘発分娩をする必要があったのだろうかと今更疑問に思います。笑 

万が一のためということだったのでしょうが、妊娠30週目で出血して病院に行っていなければ、FLが短いと指摘された妊娠32週目のスキャンもなく、その後に成長がスローダウンしていると指摘されたFetal medicineのスキャン(しかも計測ミス)もなく、おそらく普通に出産していたのだろうなと思います。

とりあえず現在は出産して子供も元気なので良かったですが、色々とびっくりな日でした。笑

次回は今度こそは本当の(笑)誘発分娩(妊娠38週)について書きたいと思います。

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