イギリスで妊娠したので、NHS(イギリスの国民保健サービス)での妊娠から出産までの記録を残しておきたいと思います。
今回は、妊娠判明してから初めての妊婦健診についてレポートしたいと思います。
イギリスで妊娠・出産予定の方、海外での妊娠・出産に興味ある方へご参考になれば幸いです^^
妊婦健診・出産の費用
イギリスでNHS(イギリスの国民保健サービス)を使って妊婦健診・出産する場合の費用は全て無料です。
無料なので庶民には大変ありがたいシステムです。その代わり、日本と違って通院頻度やエコー回数も最低限ではあるようです。
日本で出産経験済みの友人曰く日本ではエコー(超音波検査)が14回くらいあるとのことでしたが、イギリスでは原則2回のみです。
妊活中・妊娠したらすぐやること
妊娠してるかもと思った際には、まず検査薬で検査をします。
最初Bootsオリジナルの検査薬を使用しましたがエラーになったので、Bootsのものより少し高いですがClearblueを買い直して検査しました。
葉酸のサプリメントの摂取
イギリスでは、妊娠を望んでる場合、もしくは、妊娠したと分かった場合、葉酸(Folic acid)のサプリメントを摂ることが推奨されています。
葉酸のサプリは薬局・スーパー・オンラインで手に入ります。
私は葉酸以外にも色々な栄養素が入った妊婦専用のサプリメントをBootsで買いました。
Amazonにも売ってます。
後でMidwife(助産師)に確認したところ、12週目までは葉酸が入ったサプリ、13週目以降はビタミンDのものに切り替えていいとのことだったので2種類買いました。
無知な私は妊娠が発覚するまでサプリを飲まなきゃいけないことを知らなかったので、妊娠6週目くらいから飲み始めました。
GPに連絡
妊娠がわかったら早めにGPに連絡を入れます。
場所によって違うかもしれませんが、私のGPでは、電話連絡した後にオンラインフォームに必要事項を入力・送信したら、後日助産師から連絡が入ると言われ、そのようにしました。
しかし、結局2週間経っても音沙汰なく。笑
もう一回電話をしてみたところ、近くの病院の連絡先に問い合わせてみるように言われ、結局電話してみたところ私が入力したフォームの内容が届いていないとのこと…笑 確認メールも受付番号もあったのですが、一切私のデータが見つからなかったそうです。笑
で、結局別のサイトのフォームにまた入力するよう言われ、それから4日後くらいにやっと助産師から最初の妊婦健診の日程の連絡が来ました。
フォームには、最終生理の初日の日や通訳が必要か等入力するところがありました。
この時点で最初に連絡してから3週間ほど経っており妊娠8〜9週目でした。笑
私みたいにデータが届いてないケースがあるかもしれないので、数日待っても連絡が来なかったら、プッシュしてもいいかと思います。
ただ、初回のアポイントメント(妊婦健診)は10週目まで無い事が普通なようです。
妊娠中食べない方がいいもの
NHSのサイトに控えた方がいい食べ物の一覧が載っています。
妊活中から食べない方がいいようですが、無知だった私は妊娠していると気づくまで普通に普段通り色々食べたり飲んだりしていました。。。
妊娠しているとわかってからはすぐに制限しましたが、妊活している段階から気をつけたほうがベターかなと思います。
出産予定日の確認
こちらのNHSのページから、最終月経の初日の日付・月経周期を入力することで、出産予定日を確認できます。
妊婦健診
10週目に初の妊婦健診(Antenatal appointment)がありました。妊娠判明後初めてプロに会えた日です。
最寄りのChildren’s centreでの健診でした。
日本だと妊娠がわかったらもっと早く受診するようですが、日本で妊娠・出産を経験していない私は比較材料がないためそこまで不安にならず待機できました。笑
このアポでは特に妊娠しているか確認してくれるわけではないので、妊娠検査薬では陽性だけど本当に妊娠しているのか自分でもわからないまま受けていました。笑
健診は合計1時間くらいでした。
事前に自分や家族の病歴を確認し、英語に翻訳してスマホにメモされていくと当日スムーズかと思います。
私も事前に母親に連絡し病歴を確認して、英訳してアポに行きました。
英語で病名を言われてもきっと珍紛漢紛だったと思うので、事前に調べておいてよかったです。
ちなみに、尿はこの小さい瓶に直接採るように言われます。命中が難しかったです。笑
問診内容
夫も来たいというので夫と2人で行きました。
最初の5分は夫同席不可ですが、後は2人で一緒に面談可能です。
どんなことを聞かれるか知りたい方もいるかなと思うので(私がそうでした。笑)覚えてる限りですが、リストにしたいと思います。
ちゃんと本人が望んでいる妊娠(レイプだったり強要じゃないか)なのかを確認するために最初は一人での面談なのかと思います。
日本では配慮されていない事のようなので、私の母は「イギリスは進んでいるね。」と感心していました。
必要な場合は通訳を無料でつけられるようです。
問診内容をもとに、私はローリスクのため、自宅、もしくは、Birth centresでの出産を勧められました。
助産師からのアドバイス
助産師からのアドバイスと私たちが質問した際の回答を以下にまとめたいと思います。
- 旅行には妊娠32週目まで行ってOK。日本(長距離)は31週目以降は行かない方がいい。
- 日本に行く場合は、機内では着圧ソックスを履いて、水分補給をしっかりし、こまめに歩くようにする。(血栓のリスク防止のため)
- 寿司や貝類は食べない方がいいけど、すでに食べて食中毒になっていなければ食べても問題ない。
- 今決める必要はないけど、出産する場所を考えておく。
- 痛み止めはパラセトモールは飲んでOKだが、イブプロフェンはダメ。
- インフルエンザのワクチンは12週目に接種可能だけど、今は時期じゃないのでシーズンになったら接種の案内が再度ある。(任意)
- Whooping cough(百日咳)のワクチンは16-22週目に接種可能。20週目のスキャンの時にリクエストできる。赤ちゃんを守るためにも接種を推奨。
- NHSの歯科の受診と処方薬が妊娠中〜出産一年後まで無料。ホルモンの変化によって歯茎から出血することがある。歯医者へ必ず検診に行く。
- Smear test(子宮頸がん細胞診)は妊娠中は受けられないので、出産後3ヶ月経ってから行う。
- 12週間後のスキャンは病院で行う。家に予約日が記載された手紙が数日以内に届く。
- 予定日は★月★日だけど、スキャンをした際に前後する可能性が大きい。スキャンの際に正確な日付がもっとわかる。
- 次の妊婦健診は16週目に予約。
- Badger notesというアプリをダウンロードする。そこに妊娠関係の記録がされたり、妊娠・子育てに役立つ読み物や情報もあるから活用する。
助産師の先生も助手の方もフレンドリーでとても優しくて安心しました。
一人で行くつもりでしたが、結果私は夫と行ってよかったです。
忘れっぽい性格なので、彼が全部メモを取ってくれていたので助かりました。
なので、可能ならば夫婦二人でアポに行かれることをお勧めします!
特にパンフレットや案内は配布されず、必要情報は全てアプリで確認できるとのことでした。
Badger notesアプリ
先生からログイン情報を受け取りログインすると、先生が打ち込んだ自分のデータとスクリーニング・血液・尿検査の結果が反映されていました。(検査結果はアポから1週間後に反映されていました。)
検査結果は以下の項目が反映されていました。
自分が今妊娠何週目で、赤ちゃんはどんな感じに成長しているのか確認することもできます。
まとめ
以上がイギリスでの初の妊婦健診についてでした。
次回は12週目のUltrasound Scan(超音波検査)について書きたいと思います。
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