イギリスで妊娠したので、NHS(イギリスの国民保健サービス)での妊娠から出産までの記録を残しておきたいと思います。
今日は、妊娠約20週目に行われるUltrasound Scan(超音波検査)について書きたいと思います。
スキャン当日
イギリスでは通常はエコーは2回しか行われないため、異常がなければ今回の20週目のスキャンが最後です。
12週目のスキャンの際に今回の20週目のスキャンの予約を行いました。
私の予約は19週目に入っていたので、実際には20週目よりも少し早めのスキャンでした。
前回と異なり、予約時にもらったレターには水を1リットル飲むようには書いていませんでしたが、念の為500ml飲んで病院に向かいました。
スキャンは前回(12週のスキャン)と同様の手順でSonographer(超音波検査士)によって行われました。今回は前回よりも細かく以下の項目をチェックされました。
- 赤ちゃんの頭、背骨、腕、脚、心臓、胃、腎臓、膀胱の確認
- 1回目(12週の)のスキャン以降の赤ちゃんの成長
- 胎盤の位置と羊水の確認
- 妊娠が順調に進んでいるかの確認
- (希望があれば)性別の確認
心臓以外は確認でき順調で問題ないこと、性別も100%ではないけど多分〜だと思うと教えてもらえました。
スキャン途中で膀胱が満タンだからトイレで空にしてくるように言われました。
前回は検査途中でトイレに行くようには言われませんでした。
赤ちゃんが動けるスペースを作るために空にしてきてとのことでした。
赤ちゃんのポジションのせいでどうしても心臓の細かい部分の確認ができないらしく(心臓が動いているのはスキャンで確認できました。)、左右横に向いたり、咳をしたり、膝を立てて腰を上げてお尻を横に振ったり色々と試すように言われました。
ですが、結局赤ちゃんは超音波検査士の希望のポジションに座ってくれず、3週間後にまた病院で再検査するということになりました。その時にスキャンの写真も印刷してくれる(任意ですが希望しました。前回と同様で£10です。)とのこと。
赤ちゃんがstubbornだったこと(笑)と前回よりもチェック項目も多かったため検査時間は40~50分くらいかかりました。
再検査にはなりましたが、私はまだ胎動を19週の時点で感じていなかったので、スキャンで動いている赤ちゃんを見ることができて安心できました。
最後に検査項目が印刷された用紙をもらい、再検査の予約をして帰宅しました。
百日咳(Whooping Cough)の予防接種
イギリスでは妊娠16~32週に百日咳(Whooping Cough)のワクチンを接種することが推奨されています。
無料で接種できます。
20週のスキャンで病院に行った際にウォークインで接種できるとのことだったので、スキャンが終わった後に接種してきました。
接種前に名前等基本情報の確認をされました。
百日せきだけに特化したワクチンはないので、4種混合ワクチン(ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ)の接種になります。
24〜48時間以内に熱、赤み、痛みが出る可能性がありますが、その場合はパラセタモールを飲んでください。
注射は一瞬で終わり血も出なかったので絆創膏も貼られませんでした。
副反応は、ワクチン接種後に2-3日後くらいまで腕の痛みはありましたが、それ以外は何も変わりありませんでした。以前接種したコロナのワクチンの副反応と同じ感じの腕の痛みでした。
通常はインフルエンザの予防接種も百日咳のワクチンと同時にできるようです。
(私が行った時は病院都合によりインフルのワクチンは実施していませんでした。)
22週目に再スキャン
22週目に前回確認できなかった心臓を確認してもらいました。
今回は赤ちゃんはベストポジションにいたそうですぐ確認でき、どちらも問題ないとのことでした。
その後実習に来ていた学生の男の子がエコー検査の練習をしたいとのことで実験台になり、今回もなんだかんだ30分くらいかかりました。
最後に写真を印刷してもらい、検査結果を受け取り無事終わりました。
まとめ
以上が妊娠20週目の超音波検査についてでした。
もう画面越しで赤ちゃんを見れないと思うと寂しい部分もありますが、今後の妊婦健診では心音を毎回聞けるそうなので少し安心しました。
次回は24週目のMidwifeとの妊婦健診について書きたいと思います。
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