イギリスで妊娠したので、NHS(イギリスの国民保健サービス)での妊娠から出産までの記録を残しておきたいと思います。
今日は、妊娠36週目に行われる妊婦健診・バースプランについて書きたいと思います。
妊婦健診
健診はいつもと同様の流れで行われました。
- 尿検査
- 血圧測定
- Carbon Monoxide(一酸化炭素) Breath Test
- 問診・案内事項
- 赤ちゃんの心拍のチェック
全て特に問題ありませんでした。
スキャンを35週目にFetal Medicine Unit(胎児医学科)で行ったので、34週目の定期検診と同様に子宮底長の計測は行われませんでした。
問診・案内事項
- 胎動は感じるか?胎動が減少・変化した場合は病院に連絡してすぐ受診すること
- Fetal Medicine Unit(胎児医学科)での検診結果・誘発分娩について
- バースプランの作成
- 3週間ごとに定期健診をしているが37週に誘発分娩を予約しているため次回の検診は無し。今回の健診が最後。
バースプラン
イギリスでは事前にバースプランを作成します。
出産時の自分の希望(出産場所・陣痛の際に使用する痛み止め・立会人等)を事前に決めておいて、医療従事者が参照できるようにするためです。
Midwifeに口頭で色々と質問され、回答した内容は数日後にバースプランとしてBadger Note(イギリスの母子手帳アプリ)に反映されていました。参考までに写真を以下に載せておきます。
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回答したのにも関わらず何故かNot recordedになっているものもあります。笑
私は気にせずそのままにしておきましたが、病院でも都度確認されるので結果大丈夫でした。
痛み止め
痛み止めの種類はNHSのこちらのページでも確認できますが、詳しく説明して欲しかったので私は口頭で説明してもらいました。
イギリス人夫が記録したものなので英語ですが、参考に以下に彼のメモを貼っておきます。
- Gas and air(笑気ガス) to help handle it, laughing gas.
- Pethidine(ペチジン), injection that goes in the thigh. Not to be administered if close to labour. Can have an impact on baby if done too late.
- Remifentanil(レミフェンタニル) an opioid, the clicker they give you in the hospital.
- Epidural(硬膜外麻酔), injection in the back that takes away the pain. Works like a local anaesthetic effectively. If you can see the baby, it’s too late for an epidural. Not going to let it happen until you are dilated by 4 cm. Must be careful not to overuse. Plastic tube that goes into the back, on which you can relax onto.
私はいい年して痛いのが嫌なので(笑)Epidural(無痛分娩)を希望していたのですが、Epidualは陣痛が始まってからすぐに打てるわけではなく、子宮口が4-5センチ開くまでは待たなきゃいけないとの事でした。なので、それまでは上記にある他の痛み止めを使用して痛みに耐える必要があるとのこと。
Perineal massage(会陰マッサージ)
今まで行っていませんでしたがPerineal massageをやるように言われました。
出産時に会陰が裂けてしまわない/傷を最小限に抑えるために行った方がいいようです。
やり方はこちらのNCTのサイトに書いてありますが、文章だとよくわからなかったのでYoutubeで検索して動画を参考にして行いました。
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また、お腹が出ているせいか自分でのマッサージも困難だったので私は夫にお願いして行っていました。
毎日やるように言われたのですが痛くて億劫で(笑)2日に一回くらい行っていました。ただ、ずっとやり続けていたら痛みは徐々に軽減していきました。
マッサージオイルは専用のものでなくても良かったようですが、探すのが面倒だったのでPerineal massage oilと検索して出てきた「My Expert Midwife Peri Prep Your Bits 30ml Perineal Massage Oil」を購入して使用していました。
その他
その他話した内容を以下に記載しておきます。
- Contractions(陣痛):10分に3回くらいになったら病院に連絡。
- Placenta(胎盤):自然に出すか人工的に取り出す方法がある。状況によってどちらが良いか勧められるので指示に従うのが一番。
- 4時間ごとに子宮口がどれくらい開いているか確認される。
- Forceps(鉗子)/ vacuum(吸引):赤ちゃんに危険があってすぐに出産しなければいけない場合等使用する場合がある。
- Episiotomy(会陰切開術):ハイリスクの場合、赤ちゃんが出てくるスペースを作るために会陰切開術をする場合がある。
- Colostrum(初乳):出産前に出て来た場合はシリンジに採って冷凍庫で保管しておく。(小さいシリンジを8個くらいもらいました。)
- 出産後すぐに赤ちゃんをお腹に置いてskin-to-skin contact(肌と肌の直接の触れ合い) をする事を推奨。(希望があれば赤ちゃんを置く前に拭いてもらえる。)
- 出産後すぐにビタミンKの注射を推奨。ドロップ(口から)でもあげられるが、吐き出した場合どのくらい摂取したのかわからないため注射がベター。
- Hospital bag(入院バッグ)を用意していないならそろそろ用意した方がいい。
- 出産後もMidwifeが自宅に何回か訪問する。
まとめ
以上が妊娠36週目に行われる妊婦健診・バースプランについてでした。
次回は同じ36週目に行ったAntenatal class(両親学級)について書きたいと思います。
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